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簡潔に企業業績を確認する方法 ②

資産運用

こんにちはーまっこしです!!

今回は株式投資です

前回が長くなりましたので
今回はその続きを見て行きます

株式投資をする為に企業のどの部分を見ているか!?
皆さんはハッキリ決めていますか!?
最近では株式投資が日常になり銘柄のどの部分を見ているか!?
自分はどの辺りを見ながら企業の分析をしているのか!?

前回はこんな疑問から企業の決算など
どんな所を気にしているかを記してきました

もう少しだけ自分の中で見るポイントがあります
今回はそれを記していきたいです

自分のメモ程度です
参考のなれば幸いです

今回は財務状況を見ていきます

スクロール(8005)

商号 株式会社スクロール(Scroll Corporation)
本社 静岡県浜松市中区佐藤二丁目24番1号

IRBANK

IRBANKの決算書を見に行きましょう

財務状況

総資産

すべての資産の合計
すべての資産になりますので
返済義務の有無は関係なく現金・預金・投資信託・株式(証券)・不動産・車など全てです

純資産

返済義務のない資産
会社が返済不要の資金をどのくらい持っているかを把握できます
純資産が多ければ多いほど倒産しにくい会社だと考えられます

株主資本

株主の払った資金と資本準備金と過去の利益を貯めておいた部分の剰余金などの合計から
会社が保有する自己株式を差し引いた金額になります
資本金・資本準備金・資本剰余金・利益準備金・利益剰余金などで構成されます

自己資本比率

会社のすべての資本のうち
返済の必要のない『自己資本』がどのくらいの割合あるのかを示す指標です
自己資本÷総資本(自己資本+他人資本)

高ければ高いほど財務的には安定しているといえます
50%以上あればかなり良好な状態と考えます
少なくとも30%程度はほしいです

数字が大きいほど自己資本が多くあることを示し
経営が安定し倒産しにくい会社となります
逆に数字が小さいほど他人資本の影響を受けやすい
不安定な会社経営を行っていることになります

利益剰余金

純資産である株式資本のうち資本金・資本剰余金・自己株式を除いた部分をいいます

剰余金は会社の安定や成長
株主に対する配当などのために存在する額であり
会社の活動によって得た利益のうち社内に留保している額のことです

会社が設立されてから現在までの儲けから
税金や配当金を差し引いた利益の蓄積ともいえます

利益剰余金が増加すると自己資本の額も増加するため安全性の高い会社でもあります

有利子負債

簡単にいえば借金です
金利『利息』を付けて返済しなければならない負債のことです

借金は少ないに越したことはありませんが
すべて自己資金で賄うのが最も健全ですが
それでは企業が大きくならないです

設備投資等などで業務拡大を行うため借入によってその資金を補っています
その為に有利子負債は会社にとって必ずしも悪いことではないと考えます

有利子負債比率

利息を含めて返済しなければならない負債と自己資本のバランスを指す経営指標です
有利子負債比率=有利子負債÷自己資本(株主資本)×100%
100%以下で自己資本で負債のすべてを返済できるため経営をしていると考えられます
負債比率が低いほど返済能力が高いことを表しています

BPS

1株当たり純資産
「Book-value Per Share」の略
純資産÷発行済み株式数
高ければ高いほど
その企業の安定性は高いことになります

財務状況からは総資産・純資産を確認しましょう

後は有利子負債などの確認を忘れずに

 

 

キャッシュ・フローの推移

(キャッシュフロー計算書)

 

キャッシュフローとは現金や預金の流れのことです
一定期間などをまとめた書類を『キャッシュフロー計算書』といいます
Cash Flow Statementを略
C/Fとも表します

企業にお金が入ってくることを『キャッシュイン』
お金が出ていくことを『キャッシュアウト』
といいます
『キャッシュイン』から『キャッシュアウト』を差し引いた収支のことを『キャッシュフロー』といいます

資金の流れを

「営業活動によるキャッシュフロー」
「投資活動によるキャッシュフロー」
「財務活動によるキャッシュフロー」

の3つに区分して記載していることが基本です

営業活動によるキャッシュフロー

営業活動によるお金の増減を表します

簡単に説明するとここがプラスでないと本業で稼げてないことになります

プラスの場合は経営状態が良好で
資金が豊富にあることをわかります
マイナスの場合は本業で資金流出が起きており
キャッシュを稼ぐ力が不足している状態を表します

投資活動によるキャッシュフロー

設備投資やM&Aなどの売買など投資活動による収支を表します

新たに設備投資やM&Aなどを購入するなどの投資をおこなえばマイナスになり
所有している機械や会社などを売却すればプラスになることを表します

財務活動によるキャッシュフロー

資金調達や借入金の返済など財務活動による収支を表します

銀行から融資を受けた場合はプラスになり
借入金の返済や配当金の支払いなどをした場合はマイナスを表します

フリーキャッシュフロー

営業活動によるキャッシュフロー + 投資活動によるキャッシュフロー

企業が自由に使うことができる資金がいくらあるかを表します
フリーキャッシュフローが多い会社ほど経営状態が良好だと判断されます
ただマイナスであっても
単年の場合は経営状態が悪いわけでなく
新規事業『設備投資』などをおこなっているかもしれません

営業キャッシュフロー・マージン

企業の売上高に対してどれくらいの現金収支を得られたのかを表します

ひとつの目安とされているのが15%です
毎期継続して15%以上を出すのはなかなかすごいことです
達成が難しいからこそ15%以上を継続できている
企業は健全かつ利益を継続して生み出している企業とされ投資家などの評価は高いです

ここはサラッとでも大丈夫です

この企業に株式投資をしようと考えた時に詳しく確認したら良いと思います

 

配当推移


最後に皆さんが一番関心がある分野だと考えます

一株配当

1株当たり配当金のことです

株主に還元される1株当たりの年間の配当額のことです

配当性向

純利益の中から配当金をどのくらい支払っているかを表してます

配当に対する企業の姿勢がわかるぐらいです

高ければ良い企業とは言えません
高いと企業に資金が残りません
事業拡大『設備投資』や人材確保にコストをかけられないことも起こります

数字以外のことも少し想像してみるのも投資先を選ぶ時に大事です

剰余金の配当

株式会社において株主に剰余金を金銭として分配することをいいます

難しい説明が色々ありますが
ここでは配当金の支払額を表しています

純資産配当率

純資産に占める配当の比率のことを指します
『Dividend on equity ratio』の略
配当総額÷純資産
株主に年間どれだけの配当金としての還元があったかを表してます

自社株買い

上場企業が自らの資金を使って
株式市場から自社の株式を買い戻すことです

総還元額

配当と自社株買いを合せた金額です

高いほど株主還元に力を入れている企業であることがわかります

総還元性向

配当額に自社株買いを加えた金額と純利益の比率を表しています
(配当支払総額+自社株買い総額)÷純利益×100
企業が株主に対して還元する利益の割合です
高いほど株主還元に力を入れている企業であることがわかります

ここは一株配当は必ず確認する事をおススメします

まとめ

 

過去5年以上が右肩上がりなのか!?

総資産・純資産は過去5年以上が右肩上がりなのか!?

有利子負債は増えすぎてないか!?

一株配当はずーと少しづつでも増えているか!?

この企業は株主を方をしっかり見てくれているか!?

まずはこれぐらいを確認します

サラッと数多くの企業の業績を見ていきたいので
沢山の企業を確認して行くには時間がありません
ここまで確認してきらりと光る所があれば
その後にもっと更に詳しく見てきます

株式投資はリスクを減らしていくことで
安全に資産を増やすことが出来ます

ただ株式投資をするにはまだまだ情報とは少なすぎと考えます

企業の選定ぐらいなら
これぐらいの確認で次々と企業を見ていくのはアリだと考えます

株式投資を始めた時に『企業業績を確認しましょう!!』

みたいな事をよく目にしますが
何を見たらいいか!?
自分自身で悩みました・・・

少しでも参考になればと思います

やり方などは投資家さんによって
それぞれ必ず違います
自分のやり方『スタイル』を見つけることが大事です

株式投資は自己責任です

皆さんの選択肢が一つでも増えればと考えます

では、また!!

資産運用
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管理人

常に受動的で、何も自主的に動かなかった自分を変えたくて、まずは一歩動いてみようと思い始めました

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