こんにちはーまっこしです
今回は資産運用です
今日も企業を浅く深く除いてい行きます
今回は太陽誘電株式会社です
スマートフォン・自動車・パソコンなどを使うことは当たり前になっていますが
こうした製品がどのような部品によって支えられているのか
考える機会は意外と少ないですか?!
身の回りにある電子機器には
さまざまな電子部品が使われています
今回は注目したのが『太陽誘電株式会社』です
投資の判断は自己責任でお願いします
記載内容や数値は記事投稿時点でのものです
自分のメモ程度の内容になってます
内容が薄い可能性がありますので
興味がある方だけ読んでもらえたら有り難いです
太陽誘電株式会社はどんな商品を扱う会社なのか!?
太陽誘電株式会社の部品はどれほど身の回りにあるのか!?
太陽誘電株式会社の事業を少しでわかりやすくを調べてきたいです
世に中の方がどれだけ認知しているのか!?
企業を深掘りするのは時間がかかります
少しでも皆さんの役にたてれば幸いです
太陽誘電株式会社
一言で言うと
スマホ・自動車・AIサーバー・通信機器などの中に入っている『小さな電子部品』を作っている会社です
AI・自動車の電子化を追い風に
電子部品の高付加価値化と収益力の向上を目指す会社です
MLCC(積層セラミックコンデンサ)を理解する必要があります
コンデンサは
・電気を一時的に蓄える
・電圧を安定させる
・ノイズを除去する
などの役割を持つ電子部品です
その中でもMLCCは非常に小型化できるため
スマートフォン・パソコン・ゲーム機・自動車・基地局・データセンター・AIサーバー
などに大量に使われています
太陽誘電=ほぼMLCC会社です
ただ、最近ではインダクタの2本柱にしようとしているように感じます
インダクタは一言でいうと
電気の流れを調整する部品です
インダクタは日本語では『コイル』や『インダクター』とも呼ばれます
基本的な構造は導線をぐるぐる巻いたものです
電流が流れるとその周囲に磁場が発生します
そしてインダクタには電流の変化を妨げるという性質があります
これが一番重要です
たとえば電流が『急に増える』『急に減る』
という変化をしようとするとインダクタがそれを抑えようとします
その性質を利用して電子機器の中で電気を安定させています
簡潔に説明してみました

合っているかな・・・
会社名
太陽誘電株式会社
英訳名 TAIYO YUDEN CO., LTD.
創業日
1950年3月
事業内容
当社と関係会社の子会社29社及び関連会社1社で構成されてます
コンデンサ・インダクタ・複合デバイス等の電子部品を製造販売する電子部品事業を行っております
所在地
東京都中央区京橋2丁目7番19号
時価総額
約1兆3000億円
事業状況
会社全体では
売上高は3,553億41百万円(前年同期比4.1%増)
営業利益は199億96百万円(前年同期比91.2%増)
経常利益は241億29百万円(前年同期比129.4%増)
コンデンサ
売上高は2,517億71百万円(前年同期比8.5%増)
インダクタ
売上高は643億19百万円(前年同期比4.5%増)
複合デバイス
売上高は147億96百万円(前年同期比35.6%減)
その他
売上高は244億53百万円(前年同期比1.5%減)
<Webサイト2026年3月期 有価証券報告書より引用>
事業リスク
価格競争と利益率の低下
AI需要の減速・顧客の在庫調整
自動車・産業機器市場の景気変動
為替・原材料・エネルギー価格の変動
大規模な設備投資が回収できない
などのリスクはありそうです
電子部品は景気循環がありそうです
需要が強いときは工場が忙しくなり
景気が悪化すると顧客が在庫を減らす
部品メーカーへの注文が減る
工場の稼働率が下がる
利益率が急低下
ということが起こります

過去にも在庫調整の影響を受けています
事業推移
| 2022年3月 | 2023年3月 | 2024年3月 | 2025年3月 | 2026年3月 | |
| 売上高 | 349,636 | 319,504 | 322,647 | 341,438 | 355,341 |
| 前年比 | 16.2% | △8.6% | 1.0% | 5.8% | 4.1% |
| 経常利益 | 72,191 | 34,832 | 13,757 | 10,517 | 24,129 |
| 前年比 | 75.0% | △51.8% | △60.5% | △23.6% | 129.4% |
(百万円)
6年間で売上高は約18.1%増加です
2021年3月期の3,009億円から2026年3月期の3,553億円へ、約544億円増加しています
2023〜2025年3月期は電子部品の需要減速による利益急落から
回復の兆しは見えたものの
収益力の完全な回復には至らなかった期間のように感じます
2026年3月期まで見ると
その後の回復状況も評価できます

太陽誘電株式会社は売上高以上に利益が大きく変動する会社です
セグメント別
| コンデンサ | インダクタ | 複合デバイス | その他 | |
| 2022年3月 | 230,383 | 48,925 | 48,799 | 21,527 |
| 2023年3月 | 208,115 | 52,866 | 32,581 | 25,941 |
| 2024年3月 | 205,829 | 55,566 | 34,934 | 26,317 |
| 2025年3月 | 232,066 | 61,546 | 22,986 | 24,838 |
| 2026年3月 | 251,771 | 64,319 | 14,796 | 24,453 |
(百万円)
インダクタは6期連続で売上高が増加しています
売上高だけでは、どの製品が最も利益を生み出しているかまでは判断できませんが
太陽誘電は単一セグメントであり製品別の営業利益は通常の開示資料では直接確認できないため
全社の利益率や製品別の販売動向などを組み合わせて考える必要がありそうです
キャッシュフロー
| 2022年3月 | 2023年3月 | 2024年3月 | 2025年3月 | 2026年3月 | |
| 営業活動による キャッシュ・フロー |
67,315 | 39,460 | 51,104 | 33,941 | 58,117 |
| 投資活動による キャッシュ・フロー |
△50,622 | △60,438 | △82,793 | △63,527 | △25,695 |
| 財務活動による キャッシュ・フロー |
△14,711 | 14,485 | 37,647 | 3,048 | △6,828 |
(百万円)
2026年3月期に資金創出力が回復しています
営業CFが約581億円に回復し
フリーCFも約324億円のプラスになりました
期末現金も約981億円に増えています
2023〜2025年3月期に積極的な設備投資を行ってきたため
今後は投資した設備がどれだけ利益と現金を生み出すかを確認したいところです
従業員
| 従業員数(名) | 平均年齢(歳) | 平均勤続年数(年) | 平均年間給与(千円) |
| 2,803 | 41.5 | 16.4 | 6,616 |
会社本体の従業員数は2025年に2,928人まで増えた後に2026年に2,803人へ減少しています
2022年3月期の約741万円が、この6年間で最も高い水準です
2024年3月期には約628万円まで低下し
2026年3月期は約662万円となっています
平均勤続年数は2021年の18.8年から2026年には16.4年へ短くなっています
平均年齢も2025年まで低下傾向にありました
他社と比べると単純に従業員の勤続年数が短いとは考えにくい状況です
従業員数の減少はコスト面ではプラスに働く可能性がある一方
技術開発力や生産能力への影響が出なけりば良いですが・・・
人員を減らして利益を確保しているのか?
それとも事業の収益性そのものが改善しているのか?
この辺りが今後の太陽誘電株式会社の投資判断で重要になりそうです
太陽誘電株式会社の給与水準は同業の電子部品メーカーと比較してみますと
平均年収は比較する主要メーカーの中では低い水準です
ただの数字の比較だけです
働く環境などはわかりません
この差が将来の研究開発力や人材確保に影響するかは
注目したいポイントです
役員報酬
| 役員区分 | 報酬等の総額(百万円) | 対象となる役員の員数(人) |
| 取締役 | 222 | 7 |
| 監査等委員である 取締役 |
50 | 3 |
役員報酬の推移を見ると2022年3月期をピークに減少しています
報酬制度そのものは業績や中長期の企業価値と結び付ける設計になっています
社長個人の報酬額が分からない以上は実際の支給額が業績に見合っているかまでは断定できません
大株主
| 氏名又は名称 | 所有株式数 (千株) |
持株比率 (%) |
| 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 34,073 | 27.24 |
| 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 21,586 | 17.26 |
| STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505301 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部) |
4,213 | 3.36 |
| 株式会社伊予銀行(常任代理人 株式会社日本カストディ銀行) | 2,000 | 1.59 |
| 公益財団法人佐藤交通遺児福祉基金 | 1,916 | 1.53 |
| STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部) |
1,849 | 1.47 |
| JP MORGAN CHASE BANK 385781 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部) |
1,812 | 1.44 |
| バークレイズ証券株式会社 | 1,770 | 1.41 |
| 日本生命保険相互会社 (常任代理人 日本マスタートラスト信託銀行株式会社) |
1,666 | 1.33 |
| HSBC HONG KONG – TREASURY SERVICES A/C ASIAN EQUITIES DERIVATIVES (常任代理人 香港上海銀行東京支店) |
1,538 | 1.22 |
株主構成を見ると
金融機関が48.31%
外国法人等が27.10%を占めています
国内外の機関投資家が多くの株式を保有していることが株主構成の特徴といえます
保有比率だけでなく、株主の性質や保有状況の変化にも注目しています
今後も大株主の動向や外国人投資家の保有比率を確認しながら
太陽誘電株式会社に対する投資家の動きを把握していきたいところです
株主還元
| 2022年3月 | 2023年3月 | 2024年3月 | 2025年3月 | 2026年3月 | |
| 配当金(円) | 80 | 90 | 90 | 90 | 90 |
| 配当性向(%) | 18.5 | 48.3 | 134.8 | 482.1 | 76.0 |
『配当性向30%・株主資本配当率(DOE)3.5%の実現を目指しております』
と有価証券報告書は明記されてます
2021年から2023年にかけて配当を40円から90円へ引き上げ
その後は3期連続で90円を維持していることが分かります
利益が落ち込んだ時期にも減配しなかった点は評価できる点ですが
配当を維持することが必ずしも業績に対して無理のない還元だったとは限りません
2026年3月期に改善したものの配当性向は依然として高めです
今後の重要な点は90円の配当を維持できるかだけでなく
利益成長によって配当性向を適正な水準に戻せるかという点です
2027年3月期の会社予想では配当性向62.5%まで改善する見込みですが
実際に利益計画を達成できるかを決算ごとに確認する必要があります
株価
8,587円
PER 39.2
PBR 3.09
配当利回り 1.05%
2026.10月現在
まとめ
みなさんには太陽誘電株式会社はどの様に見えました?!
2026年に業績とキャッシュフローの回復を示した一方でROEや配当性向など
引き続き改善を確認したい指標も残っています

今後は売上高の拡大だけでなく、利益率の改善・成長投資の成果・株主還元の持続可能性に注目したいです
業績回復が一時的なものにとどまらず
継続的な企業価値の向上につながるかを見ていきたいです
まだまだ決算資料の読み方は素人です
今後も興味がある企業を深掘りしていきたいです企業法務を相談
本記事は主に有価証券報告書を元にした私の私的見解であります
特定の意思決定を推奨するものではありません
内容に対して不適切と思われる指摘があれば速やかに修正致します
では、また!!

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