企業を深掘りしてみた　ヒューリック株式会社編

こんにちはーまっこしです

 

今回は資産運用です

今回はヒューリックです
優待などが少し気なり始めたので見て行きたいとです

 

自分のメモ程度の内容になってます
内容が薄い可能性がありますので
興味がある方だけ読んでもらえたら有り難いです

高配当銘柄で少し気になってました
株主優待などもあり注目してます

ヒューリック株式会社

ヒューリック株式会社

東京を中心に不動産投資と不動産開発を主力に行う不動産ディベロッパーです

都心5区の駅近物件を中心とした不動産賃貸事業が中心です

会社名

ヒューリック株式会社
英語表記　Hulic Co.,Ltd.

創業年月

1957年3月

東京・日本橋に日本橋興業株式会社として設立
創業50周年の節目の2007年１月に
ヒューリック株式会社に名前が変わりました

事業内容

子会社24社（連結子会社20社・非連結子会社4社）
及び関連会社18社（持分法適用関連会社12社・持分法非適用関連会社6社）より構成されてます
『不動産事業』『保険事業』『ホテル・旅館事業』『その他』の4つの事業しています

不動産賃貸業務

東京23区の駅近を中心に保有・管理する約260件（販売用不動産除く）の賃貸物件を活用した不動産賃貸事業です

不動産開発・建替業務

物件立地特性に応じた不動産開発業務をしています
従来から保有している賃貸物件の建替の着実な推進によるポートフォリオの質的改善をおこなっているほか
新規の物件取得・開発・売却を通じた付加価値創出の実現を目指し
好立地物件での高品質な開発業務を推進しております

アセットマネジメント業務

ヒューリックリートマネジメント株式会社はＪ－ＲＥＩＴ事業への参入のため
2014年2月に上場しましたヒューリックリート投資法人からアセットマネジメント業務を受託しています

ヒューリックプライベートリートマネジメント株式会社は
2017年11月に運用を開始したヒューリックプライベートリート投資法人等からアセットマネジメント業務を受託しています

その他

短期のウェアハウジングや不動産バリューアッドビジネス等
不動産の取得・販売をおこなう業務をしています
賃貸不動産に関連する業務としてビル管理業務・警備業務・ビル清掃業務をしています
不動産バリューアッドビジネスに伴う
建築工事の企画・設計・査定・管理・コンサルティング業務をしています

保険事業

ヒューリック保険サービス株式会社は
損害保険会社18社・生命保険会社24社・少額短期保険会社1社と代理店契約を締結し
火災保険・自動車保険等の損害保険代理店業務・定期保険・養老保険等の生命保険及び医療保険等の募集業務をしています
保険代理店業務に関連する集金代行業務もしています

ホテル・旅館事業

ヒューリックホテルマネジメント株式会社は『ＴＨＥ ＧＡＴＥ ＨＯＴＥＬ』シリーズ
ヒューリックふふ株式会社は『ふふ』シリーズ
日本ビューホテル株式会社は『ビューホテル』シリーズ
を中心にホテル及び旅館の運営をしています

その他

ヒューリックビルド株式会社は
当社保有ビル等の営繕工事、テナントの入退去時の内装工事を中心とした
建築工事請負業務・設計・工事監理業務等をしています
ヒューリックアグリ株式会社を経由して
ベトナムで農業生産をおこなっている
外国法人PAN-HULIC Joint Stock Companyに出資をおこない
アグリ事業をしています
こどもを対象にした教育関連サービスを提供する事業等を推進しています

所在地

東京都中央区日本橋大伝馬町７番３号

資本金

1,116億9百万円（2022年12月末現在）

事業状況

不動産事業

事業は順調に進行しており前連結会計年度及び当連結会計年度に
竣工・取得した物件によりオフィス等の不動産賃貸収入は安定的に推移したことに加え
販売用不動産の売上も順調に推移したことなどから
営業収益は493,143百万円(前期比66,431百万円、15.5％増)
営業利益は139,779百万円(前期比8,534百万円、6.5％増)となりました

保険事業

保険業界の事業環境は引き続き厳しい環境にありますが
既存損保代理店の営業権取得を重点戦略として法人取引を中心に営業展開をしております
営業収益は3,616百万円(前期比456百万円、14.4％増)
営業利益は1,040百万円(前期比247百万円、31.2％増)となりました

ホテル・旅館事業

コロナ感染者の増加に伴う行動制限の影響がありましたが
稼働・客室単価とも回復してきております
営業収益は27,635百万円(前期比10,970百万円、65.8％増)
営業損失は5,099百万円(前期は営業損失7,995百万円)となりました

その他事業
当社保有ビル等の営繕工事・テナント退去時の
原状回復工事・新規入居時の内装工事を中心に受注実績を積み上げました
営業収益は7,627百万円(前期比△868百万円、10.2％減)
営業利益は607百万円(前期比△202百万円、24.9％減)となりました

Webサイト『2022年12月期有価証券報告書』より引用

事業リスク

東京都心中心なので東京での地震などの
災害リスクはありそうです

耐震化は進めているようです

震度7クラスの地震に耐える耐震性能を
2025年末までに建替予定建物を除いて100％化を目指しているようです
耐震化しているとはいえ心配です

賃貸収入オフィスが49%を占めており
不動産事業が売り上げの90％以上ある為に
ここが計画通りにいかないとしんどくなるかもです

最寄駅からの距離
3分以内の物件が60％あり
空室率は引続き1%以下で推移してます

海外保有資産なし

有利子負債残高1,449,911（百万円）
かなり多額です
自己資本比率
29.5％と低いです・・・
不動産業の宿命といえばそれまでだけど・・・

事業推移

売上高(百万円)

決算年月	2018年12月	2019年12月	2020年12月	2021年12月	2022年12月
営業収益	287,513 △0.7％	357,272 24.2％	339,645 △4.9％	447,077 31.6％	523,424 17.0％
経常利益	72,530 11.8％	84,645 16.7％	95,627 12.9％	109,581 14.5％	123,222 12.4％

決算資料では2018年も2020年も大型の販売用不動産の売却と書かれてます
もう少し詳しく明記して欲しいです・・・
自分の読解力の内だけかもです・・・

ある程度は右肩上がりです

セグメント別（百万円）

決算年月	2018年12月	2019年12月	2020年12月	2021年12月	2022年12月
不動産事業	257,070 △0.8％	335,127 30.3％	314,819 △6.0％	426,711 35.5％	493,143 15.5％
保険事業	4,056 16.6％	2,989 △26.3％	2,966 △0.7％	3,159 6.5％	3,616 14.4％
人材関連事業	18,094 △3.3％	ホテル 旅館事業	17,672 7.5％	16,665 △5.7％	27,635 65.8％
その他	12,927 12.4％	24,725 91.2％	10,214 23.2％	8,496 △16.8％	7,627 △10.2％
調整額	△4,635	△5,569	△6,027	△7,954	△8,597

不動産事業の業績が悪いとやはり全体的に悪くなります

 

キャッシュフロー(百万円)

決算年月	2018年12月	2019年12月	2020年12月	2021年12月	2022年12月
営業活動による キャッシュ・フロー	130,973	231,180	202,304	291,736	266,108
投資活動による キャッシュ・フロー	△258,127	△358,334	△343,137	△286,943	△345,335
財務活動による キャッシュ・フロー	131,010	141,523	187,388	187,388	11,441

不動産事業なので
まだまだ投資をしていく模様です

従業員

従業員数（人）	平均年齢	平均勤続年数	平均年間給与（円）
202 (52)	39歳 8ヶ月	6年 6ヶ月	19,042,394

不動産業界でも高年収かもです
平均年収が1000万円以上の大手企業も多数あります

セグメントの名称 従業員数（人）

不動産事業	172 (16)
保険事業	－ (－)
ホテル・旅館事業	－ (－)
報告セグメント計	172 (16)
その他	－ (－)
全社（共通）	30 (36)
合計	202 (52)

 

役員報酬

役員区分	報酬等の総額（百万円）	対象となる役員の員数（人）
取締役 （社外取締役を除く）	1,045	6
監査役 （社外監査役を除く）	72	2
社外役員	126	8

 

約174（百万円）ぐらいです
多い方で278（百万円）の方もいます

大株主

氏名又は名称	住所	所有株式数 （株）	発行済株式 （自己株式を除く。） の総数に対する 所有株式数の割合（％）
日本マスタートラスト 信託銀行㈱（信託口）	東京都港区浜松町2-11-3	61,514,500	8.02
明治安田生命保険(相)	東京都千代田区丸の内2-1-1	47,617,077	6.21
損害保険ジャパン㈱	東京都新宿区西新宿1-26-1	42,248,800	5.51
東京建物㈱	東京都中央区八重洲1-4-16	40,749,033	5.31
芙蓉総合リース㈱	東京都千代田区麹町5-1-1	40,695,306	5.30
安田不動産㈱	東京都千代田区神田錦町2-11	30,789,331	4.01
沖電気工業㈱	東京都港区芝浦3-1-1	28,431,800	3.70
みずほキャピタル㈱	東京都千代田区内幸町1-2-1	25,533,900	3.33
大成建設㈱	東京都新宿区西新宿1-25-1	22,400,000	2.92

 

株主還元

決算年月	2018年12月	2019年12月	2020年12月	2021年12月	2022年12月
配当金（円）	25.5	31.5	36	39	42

しっかりと上がってます

毎年12月末日時点に300株以上保有でカタログギフトがもらえます

保有期間3年未満：3000円相当のカタログギフトから1つ
保有期間3年以上：6000円相当のカタログギフトから2つ

配当性向

決算年月	2018年12月	2019年12月	2020年12月	2021年12月	2022年12月
配当性向 (％)	33.0	36.1	30.4	35.3	40.9

2025年目標では40％以上と明記されてます

株価

株価　1339
PER　11.3
PBR　1.39
配当利回り　3.58
2023年10月27日現在

 

事業戦略

引用：ヒューリック

会社の強みを伸ばしていく戦略です

やる・やらないはハッキリしてそうです

引用：ヒューリック

こども教育

リソー教育・コナミスポーツとの業務提携しています

様々な子育て・教育機能を集積させ
ワンストップでこども向けサービスを提供する
『こどもでぱーと』の展開 してます

Bizflex

働き⽅の多様化や感染症の拡大を機に急速に多様化する
オフィスニーズの取り込みを企図し中規模フレキシブルオフィス事業を開始

レンタルオフィスみたいな事です

事業リスクを考えて新規事業で環境変化への対応力の向上を目指すそうです

引用：ヒューリック
2029年に経常利益1800億円を目指していて
年100億円規模で増加を計画しています

引用：ヒューリック
PPP事業とは官民連携の事業です
通算11件のPPP事業の当選実績があります
利回りが高い事業です

まとめ

どんな企業かを皆さんはイメージ出来ました！？

株主還元などはしっかりとしていますので
魅力はかなり高い企業です

2029年までに1800億円
配当性向は40％以上をかかげてます

今後も注視してきたいです

まだまだ決算資料の読み方は素人です
今後も興味がある企業を深掘りしていきたいです

本記事は主に有価証券報告書を元にした私の私的見解であります
特定の意思決定を推奨するものではありません
内容に対して不適切と思われる指摘があれば速やかに修正致します

では、また！！